春の訪れを告げる、梅は寒い冬の時期に土壌より栄養分を吸収して、1月の中旬ごろには花芽が膨らみ始め、中旬には、いい香りと共に開花して、5月下旬には青梅が出始め、夏の訪れを感じさせます。
風物詩として欠かせないものです。
今や旬が残っているものは梅ぐらいではないでしょうか。
梅干はアルカリ性食品で、人間の体を健康に保つ効果があり、梅干を毎日食べているとガンにもかからないと言われています。
菅原道真公のあの有名な、
『東風ふかば匂い起こせよ梅の花、あるじなしとて春はわすれぞ。』
また、日本最古の歌集、万葉集にも梅花を題材にした和歌は数多く収められている。
『春されば、まず咲く宿の梅の花、ひとり見つつ春日暮らさむ。』
山上憶良。
*松山南ライオンズクラブの奉仕活動として会員が、青梅を収穫して20キロ樽に漬け込み、漬け込んだ梅干を各種福祉施設に寄贈するのも年中行事の一つです。